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寄席日記(R6年度後期)

秋鹿地区高齢者すこやかふれあい大会(R6/9/16)

  • 秋鹿公民館(14:10〜14:40)
  • 出演と演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」「ひとくち小咄」、気まぐれ「じゅげむ」、ぬり江「ぞろぞろ」、つや姫「まぬけなどろぼう」

 秋鹿地区の敬老会で70名あまりのみなさんが会場に集まられました。いきいき寄席は30分の持ち時間なので4人でリレーしました。紙飛行機はきれいな航跡を描き、じゅげむは途中の息切れにも笑いが起こり、タイミングぴったりの中秋の名月は少し早めのお月見となり、まぬけなどろぼうのドタバタで楽しく締めくくり。敬老の日に笑いを、これがいちばんのプレゼントかもしれません。

日吉台サニーハイツ自治会敬老会(R6/9/15)

  • 日吉台サニーハイツコミュニティセンター(午前10時10分〜11時40分)
  • 出演と演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、気まぐれ「じゅげむ」、つや姫「かぼちゃ屋」、あーと「梅津忠兵衛のはなし」(小泉八雲怪談より)、いる歌「カレンダー」「あなごのからぬけ」、(仲入り)、ふらめん子「何でもほしい」「桃太郎」、紅歩っぺ「ねずみの大きさ」「牛ほめ」、ぬり江「転失気」
「こんなのも作りました」航跡鮮やかに飛ばして拍手をもらう紙ひこうき。
米寿・敬老会のお祝いにぴったりの「じゅげむ」をかける気まぐれ。寿かぎりなし=寿限無を何十回も繰り返します。閉会のあいさつで「10年は寿命が延びました」と言ってもらいました。
ネタおろしの「かぼちゃ屋」。長い噺をしっかりしあげたつや姫。
前回の反省から何としてかけたかった「梅津忠兵衛のはなし」。あーと渾身。
場数を踏む、習うより慣れろ、それを体現するいる歌。動作も大きくはっきりしてきました。
久しぶりに「桃太郎」をかけたふらめん子。間の取り方が上手くなって大ウケ。
おこづかいをせびる紅歩っぺの与太。せりふはなくともここでしっかりウケる。
トリは、ぬり江。終演を告げる追い出し太鼓の流れる中、心を込めて「ありがとうございました」を繰り返します。みんなの熱演に対する拍手を代表で受けました。
もしかして、いきいき寄席最年少高座記録ねらってる?
昨日はサニーハイツの高齢者の皆さんに大きな喜びをいただきました。いまだに「良かったよー」「子どもさんたち、すばらしいねー!」との声が聞こえてきます。本当にありがとうございました。感謝の気持ちを伝えたくてメールで失礼します。可愛いお子様たちに感謝の気持ちを伝えてくださいませ。ありがとうございました。

久米自治会なごやか会(R6/9/8)

  • 久米自治会なごやか会(午前10時〜11時15分、40名)
  • 出演及び演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、おかっぱ「ひとくち小咄」、気まぐれ「じゅげむ」、紅歩っぺ「牛ほめ」、ぬり江「常識」(小泉八雲怪談より)、八三つ「無精猫」、(仲入り)、いる歌「カレンダー」「あなごのからぬけ」、つや姫「まぬけなどろぼう」、ふらめん子「皿屋敷」、あーと「雷の子」「まんじゅうこわい」
この日は、これまでになく落ち着いた雰囲気の活塾亭紙ひこうき。いったい何があったのだと、よく考えてみたら次に登場する妹弟子おかっぱの手前手本にならねばと健気に思ったのではないかと察せられます。
弱冠4歳で立派に高座を務めた活塾亭おかっぱ、上がってから下りるまで話にも所作にもお客様から感嘆の声が度々かけられました。後で「楽しかった?」と聞いたら「うん!」と大きくうなずいていました。
「じゅげむ」も回数を重ねて、少しアレンジを加えて軽快なテンポで演じた活塾亭気まぐれ。「じゅげむじゅげむ」と始まる度に笑い声がひびいて、手応えをしっかり感じる一席になりました。
何度もかけて得意なはずの噺もちょっとしたはずみで出てこなくなることがあります。客席から「がんばって」と声がかかって無事続きを繰り出した活塾亭紅歩っぺ。お客様の思いが力になるいい経験をしました。
活塾亭ぬり江は、この日ネタおろしの小泉八雲の怪談をかけました。練習をしっかり積んで、難しい言葉の混じる噺をよどみなく語りました。終わったとき、ため息のような感嘆の声が客席から聞こえてきました。
前回も大受けだった出雲弁落語の活塾亭八三つ。ふだん使わない言葉で語るむずかしさとおもしろさ、お客様にもそれは十分伝わっているようで、健闘を称える拍手と笑いがひびいたのでした。
活塾亭いる歌のマクラは名前の由来のイルカについて話します。そこからよく受けて、小咄、落語と調子よく進んでいきました。なぞなぞで遊ぶ登場人物の楽しそうな様子に聞いているみなさんも楽しそう。
朝から気合いが入っていたという活塾亭つや姫。この日のネタは何度もかけている噺ですが、これまででいちばん言葉に力がこもっていました。そういうときはよく受けます。いい学びの場となりました。
どうしてふらめん子という名前かというと、と言ってフラメンコを踊ってみせる活塾亭ふらめん子。扇子を鮮やかに動かして、スタート直後から拍手喝采。もちろん幽霊スターのお菊もこの勢いで大活躍でした。
まんじゅうこわいで食レポを駆使する活塾亭あーと。それぞれの食感や材料、かおり、風味のちがいを細やかに表現するので、まんじゅうがそこに見えるようです。タイムリーな話題を盛り込んでお客様大喜び。