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チラシ・ポスター集

寄席日記(R6年度後期)

母衣町町内会新年会(1/25 黒住教松江大教会)

  • 黒住教松江大教会(40名)
  • 出演と演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、寿々め「一口小咄」「初雪」、玉はがね「金持ちと友人」「いい夢」、つや姫「かぼちゃ屋」、ふらめん子「このしろ」「オランダのウグイス」「初音の鼓」
開口一番、今年もまかせてください。紙飛行機実演もきれいに決めた紙ひこうき
初高座の寿々め。急でしたが、一口小咄も入れての小咄二席、度胸満点堂々の話しっぷりでした
同じく初高座の玉はがね。これまたたくさんのお客さんを前に縮こまることなくこの大きな演技。見事。
この日も長尺の「かぼちゃ屋」をかけたつや姫。表情の工夫も見えて、意気込みを感じさせました。
ふらめん子は、ネタおろし、松江城伝説の「このしろ」でスタート。「初音の鼓」もテンポに乗った。
終演後、一人一人プレゼントを渡されて、みんな大満足。副会長さんのインタビューにも一人一人こたえました。
「いつもよりたくさん集まりました」と会長さん。大勢のお運びどうもありがとうございました。
高座の感想を聞かれた寿々め。インタビューもこれからたくさん受けることでしょう。

音楽で聴く小泉八雲の怪談(1/13 スティックビル交流ホール)

  • スティックビル5F交流ホール(80名)
  • 出演と演目(教室生) ふらめん子「むじな」、紅歩っぺ「雪女」、いる歌「十六桜」、あーと「おしどり」、(演奏終了後)お菓っぱ「一口小咄」、あーと「松江城の人柱伝説」「うそつきとどろぼう」、いる歌「カレンダー」「平林」、紅歩っぺ「壺算」、ふらめん子「初音の鼓」  
開演前。控え室で夏みかん、お菓っぱ、あーと
じーじにしか見えませんが・・・
ふらめん子の語る八雲怪談「狢」
「雪女」よどみない紅歩っぺ
いる歌の力強い「十六桜」
哀切極まるあーと「おしどり」
「わすれちゃった!」お見事お菓っぱ
寄席の部、あーと、哀から喜に鮮やかスイッチ
いる歌「平林」、客席と一体で気合い十分
紅歩っぺ、二本目の長尺「壺算」もばっちり
ふらめん子「初音の鼓」アドリブでいけいけ
出演者全員で

いきいき歴史館寄席稽古会(1/11 松江歴史館)

  • 松江歴史館
  • 出演と演目 あーと「松江城の人柱伝説」「うそつきとどろぼう」「おしどり」(小泉八雲怪談より)、いる歌「十六桜」(小泉八雲怪談より)「平林」、ぶるーいんぱるす「めだま」、お菓っぱ「一口小咄」、紅歩っぺ「雪女」(小泉八雲怪談より)「壺算」

 歴史館で2回目の稽古会でした。土曜日ということもあってか、たくさんの人が来られて、稽古会と言いながら寄席でした。新しい試みや体験教室に来られたご家族もあって、ますます可能性の広がりを感じる稽古会になりました。

松江城人柱伝説で幽霊を演じるあーと。
体験教室に来た子をコーチをするあーと。
このあと入塾した活塾亭玉はがね。どうぞごひいきに。
元気はつらつお菓っぱの一口小咄。「ふーん!」
二日後の公演に向けて紅歩っぺの「雪女」も熱を帯びて。
いっしょに体験して入塾した活塾亭寿々め。よろしくお願いします。
ぶるーいんぱるすは、新しいネタ「めだま」に果敢に挑戦。
いる歌も二日後の公演に向けて。所作を加えてパワーアップ。
鬼コーチ・・・

新春いきいき寄席(1/5 大慶寺)

  • 大慶寺(1/5 50名)
  • 出演と演目 お菓っぱ「一口小咄」、気まぐれ「寿限無」、紅歩っぺ「雪女」(小泉八雲怪談より)、ぬり江「常識」(小泉八雲怪談より)、(仲入り)、いる歌「平林」、ぬり江「天狗裁き」、紅歩っぺ「壺算」
開口一番は、はっちゃけお菓っぱの一口小咄五連発。会場が一気に盛り上がりました。
気まぐれは、このところとみにパワーアップした「寿限無」。後進にこのネタを譲るべく新ネタ稽古中。
ここでがらっと雰囲気を変えて、小泉八雲怪談より紅歩っぺによる「雪女」。お客様驚嘆の記憶力。
続いて怪談「常識」を演ずるぬり江。強弱、緩急に磨きがかかって説得力がうんと増しました。
仲入り後は、落語三席続けました。まずはいる歌が「平林」。元気はつらつ定吉を好演しました。
膝変わりは、ぬり江の出雲弁落語「天狗裁き」。さすが出雲弁本拠地、お客様大喜びでした。
トリは地元紅歩っぺのネタおろし「壺算」。連続長尺ネタでみなさん感心しきり。
終演後のごあいさつ。ご住職からインタビューも受けました。どうもありがとうございました。

(株)はらぶん新年会(1/4 テルサ中会議室)

  • テルサ中会議室(1/4 40名)
  • 出演と演目 紙ひこうき「雨もり」「なんにもしていない」、気まぐれ「寿限無」、ぬり江「常識」(小泉八雲怪談より)、つや姫「葬られた秘密」(小泉八雲怪談より)、(仲入り)、つや姫「かぼちゃ屋」、ぬり江「天狗裁き」
新年初高座開口一番は、やはり紙ひこうき。初フライトも軽快に決めて好スタートを切りました。
今年初高座に気合い十分。声の張りがこの冬うんと力強くなった気まぐれの「寿限無」。
ぬり江は小泉八雲の怪談「常識」でしっとりかつパワフルに物語の世界を表現しました。
続いてつや姫も小泉八雲怪談より「葬られた秘密」。切ない話を穏やかなトーンでじっくり聞かせます。
仲入り後、再び上がって落語「かぼちゃ屋」。商売の心得を説く、お客様ぴったりの演目。
トリはぬり江の出雲弁落語「天狗裁き」。「迫力がすごい」とお客様に言わしめた熱演でした。

いきいき歴史館寄席稽古会(12/25・12/26 松江歴史館)

 3月23日に行われる「いきいき歴史館寄席」のリハーサルや下見を兼ねて、二日間にわたって稽古会を開きました。出演は、25日10:00ぬり江・気まぐれ、11:00つや姫・紙ひこうき、16:00ぶるーいんぱるす。26日10:00〜12:00あーと、ふらめん子。
 出入り自由としたので、落語をめあてで来られた方たちばかりでなく、観光で来られた方ものぞいていかれました。いろんな方に見てもらえるいい機会になりました。

学園デイサービス寄席冬席(12/24・12/27・12/28 学園デイサービス)

  • 24日 あーと「てれすこ」、歌唱「こんな静かな晩は」、「転失気」
  • 27日 ふらめん子「貧乏神」、怪談「むじな」、「初音の鼓」
  • 28日 紙ひこうき「小咄」、気まぐれ「寿限無」、いる歌「平林」、ぬり江「天狗裁き」、つや姫「たの吉とうわばみ」

 3回目の学園デイサービス寄席は、3回に分けて行いました。28日が多いのは、この日に都合のいい子が多かったためで、逆に24,27の両日はそれぞれ一人ずつの独演会になりましたが、まったく臆することなく30分の高座を務め上げました。28日は逆に30分を5人でつないで、大忙し。当教室初の落語会はここ学園デイサービス、1年前のことでした。この1年でずいぶんいろいろなことができるようになりました。

24日

24日はあーとの独演会になりました。まずは「てれすこ」の一席でスタート。
間で、歌唱「こんな静かな晩は」を披露。
妹の「おやえさん」はこの月2歳になったばかり。高座に上がりたくて、お姉ちゃんといっしょに出囃子に乗って登場。さかんな拍手をあびていました。

28日

去年よりよく飛ぶと評判だった紙ひこうきの紙飛行機実演。
小咄も絶好調。
マイクなしでも響き渡った、気まぐれの「寿限無」
デイサービスの利用者さん、職員さん、みんなよく笑って、声もかけてくれるので自然と調子が出てきます。
まずはY字バランスでお客様をどよめかすいる歌。
ネタおろしの「平林」老眼鏡で手紙を読むお年寄りをしっかり表現。
ぬり江は出雲弁落語の「天狗裁き」。「出雲弁うまいですねえ」と終わってからも口々にほめていただきました。
「ちょっこー待たっしゃい!」
トリを務めたのはつや姫、この日は久しぶりに「たの吉とうわばみ」をかけました。出雲の民話なので、幼いころ聞いたお客様もおられたかも。
この噺も出雲弁、マスターするのに苦労しました。
終演後、利用者さんから一人一人プレゼントが渡されました。ありがとうございました。

松江ラテンナイト(12/18)

  • プラバホール1Fホワイエ(18:30〜21:00 50名)

 サルサ教室とフラメンコ教室に通うみなさんのイベントにお声がけいただいて参加しました。
 紙ひこうき、気まぐれ、つや姫、八三つ、ふらめん子、いる歌、ぶるーいんぱるすの小咄、ぬり江の小咄と「天狗裁き」を披露しました。

東奥谷いきいき寄席(11/17)

  • 石橋四区町内会館(10:00〜11:15 30名)
  • 出演と演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、気まぐれ「寿限無」、ぶるーいんぱるす「星取り兄弟」、つや姫「かぼちゃ屋」、(仲入り)、いる歌「あなごのからぬけ」、ふらめん子「オランダのウグイス」「ムカデの使い」「貧乏神」、ぬり江「秘伝書」「天狗裁き」
出番前にも紙飛行機を折る紙ひこうき。帰り際お客様にプレゼントしようと懸命です。試行錯誤の結晶で、どれもよく飛びます。
この日はひときわ声や表情の強弱がすばらしかった気まぐれ。強い声と大きな表情がお客様の笑いをひきだすのを実感しました。
初高座のぶるーいんぱるす。前週の飛び入りお試し講座が功を奏して、表情にも声にも格段の進化が見られました。一回一回どう変わっていくのかとても楽しみ。
動きも声も大きくなったつや姫。15分近い長さの「かぼちゃ屋」は登場人物も場面転換も多く難しいネタですが、かける度にイメージを広げていっています。
いる歌はマクラで名前の由来から新体操のリボン演技へとなめらかにつないで初披露。この鮮やかなY字バランスで拍手喝采。もちろん噺にも見事に着地。
ふらめん子は、小咄二つに続いて久々の「貧乏神」。熟成期間を経て噺の練度が格段にアップ。間や表情でお客様をがっちりつかんで放しません。
トリのぬり江はネタおろしの出雲弁「天狗裁き」。なんだか何段階も一気に突き抜けたかのようなできあがりに、私はお囃子かけるのも忘れて見入ったのでした。
お客様のお見送り。歓談する子どもたちと、紙飛行機をプレゼントする紙ひこうき。東奥谷南区町内会の皆さまどうもありがとうございました。

おはなしレストランミニ寄席(11/10)

  • 県立大学松江キャンパスおはなしレストランライブラリー(11:00〜11:45 50名)
  • 出演と演目 あーと「うそつき名人」「うそつきとどろぼう」、いる歌「カレンダー」「あなごのからぬけ」。ほかに大学生とのコラボ企画として手遊びや小咄教室など。
今回は大学生とのコラボ企画。出演者同士の顔合わせ。どうぞよろしくお願いいたします。
ほのねおねえさんとみかおねえさんといっしょに。開演前
県大で幟を作ってくださっていました。感激。
この日は学園祭だったので、開演前の時間を使って客引きに出た4人。おもしろそうな催しがいっぱい。
舞台に引っ張り出されて宣伝するあーとといる歌
いよいよ開演。四人で声をそろえて「おはなしレストラン、はじまるよー」
落語でスタート。トップバッターはあーと。
この日は、ネタおろしの「うそつきとどろうぼう」をかけました。自由度の高いネタなので、地元ネタ、県立大学ネタを次々と入れて、オリジナルといっていい楽しい噺に仕上げました。
続いて登場のいる歌。お客さんには小さい子どもたちもたくさんいました。「あなごのからぬけ」はなぞなぞの噺なので登場人物といっしょになって考えました。
会場は児童図書館なのでまわりはぐるりが絵本。これがいい雰囲気。
おねえさんたちの大型絵本の読み聞かせ。登場するときはもちろんお囃子かけました。
けん玉教室。いる歌とあーとは初めての挑戦。いる歌の弟はけん玉大好きでむずかしい技も決めて拍手喝采。
続いて小咄教室。先生は活塾亭の二人。ほのねおねえさん、わたしのお手本通りにできるかな?と、いる歌。
「めちゃくちゃ緊張しましたー」とみかおねえさん。見守る姉弟子あーと。
終わりの手遊びをみんなでいっしょに。
コラボ企画大成功。お疲れ様でした。
お客様も4人でお見送り。
終演後高座に上がった人その1、あーと妹1歳11ヶ月
その2、いる歌弟年長。かっこいいおじぎができました。
その3,この日遊びに来た、ぶるーいんぱるす。まさか高座に上がるとは思いもよらず。でも、お客様を前に小咄を披露。これでうんと度胸がつきました。

殿町ホットサロン寄席(10/20)

  • 安来市広瀬社会福祉センター(10:00〜11:30 15名)
  • 出演と演目 お菓っぱ「一口小咄」、あーと「てれすこ」、紅歩っぺ「雪女」、いる歌「十六桜」、(仲入り)、いる歌「あなごのからぬけ」、あーと「転失気」、紅歩っぺ「牛ほめ」

広瀬町殿町自治会の自主的な生涯学習サークル「ホットサロン」。7月に続いて二度目のお声がけをいただきました。

開口一番お菓っぱ。「瞬時に癒やしの空間にした」との声。
あーと、Ⅰ席目は「てれすこ」広瀬は二回目の高座。
紅歩っぺ、この日二回目の「雪女」しっとりと語ります。
初めて2席を語るいる歌、まずは怪談「十六桜」
2席目のマクラで新体操を披露。プレゼントを手に。
あーと2席目は「転失気」。「進化に目を瞠った」と。
2席目の紅歩っぺは「牛ほめ」。衣装替えにも初挑戦。
プレゼントを受け取る子どもたち。
恒例、お客様のお見送り。

水燈路こども寄席(10/12)

  • 小泉八雲記念館2F多目的ホール(第一部18:15〜19:00、第二部19:20〜20:20 40名)
  • 出演と演目
    第一部:紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、つや姫*「葬られた秘密」、夏みかん*「杜若の謡」、ぬり江*「常識」、ふらめん子*「むじな」「皿屋敷」
    第二部:お菓っぱ「一口小咄」、気まぐれ「寿限無」、いる歌*「十六桜」、紅歩っぺ*「雪女」、あーと*「梅津忠兵衛のはなし」「転失気」
    *は小泉八雲「怪談」より

小泉八雲の怪談は、昨年9月の教室開始当初より考えていたものでした。実際に取りかかったのが6月、高座に初めてかけたのが7月のことです。それが、9月には小泉八雲資料室を有する松江市立中央図書館、さらに10月には小泉八雲の本丸、小泉八雲記念館からお話をいただき怪談と落語の会ができるとは思ってもみませんでした。ほんとうにありがたいことです。小泉凡館長や職員の皆さん、さらに山陰落語の会の皆さんにもご協力いただいてお客様とともに見ておられる前で怪談と落語を語ることができたのは、子どもたちにとってもとても貴重な経験になりました。話を磨いた期間は一番長いものでも四か月、まだ覚えたての域を出ないのですが、一人一人の子が今の自分の持てる力を精一杯出して心を込めて語っていました。

紙飛行機の披露をする紙ひこうき。今回もなめらかな航跡を描いて拍手をいただきました。
つや姫は、八雲の怪談より「葬られた秘密」小泉夫妻に聞いてもらいたくてがんばりました。
夏みかんは、自身にゆかりのある「杜若の謡」。思いこもった一席になりました。
ぬり江は、これも怪談「常識」これから自分の常識を磨く指針にもなる名作を熱演しました。
第一部トリはふらめん子。怪談「むじな」と落語「皿屋敷」の二席を連続で沸かせました。
仲入りで歓談するぐる女と夏みかん。次は共演となるかもしれません。
第二部開演前。これまでの浴衣から単衣に替わって、また雰囲気も変わりました。
小泉凡館長はどんな話をされたのでしょうか。みんな興味津々。
第二部開口一番お菓っぱ。「よっ、待ってました」の声がかかって乗り乗り。
落語「寿限無」でつなぐ気まぐれ。初めてはいた朱色の袴でぐっと気合いが入りました。
この日ネタおろしのいる歌。怪談「十六桜」。お客様の脳内に雪と桜が舞いました。
紅歩っぺもネタおろしの怪談「雪女」。長いネタを最後まで演じきらんと覚悟の表情。
第二部のトリは、あーと。怪談「梅津忠兵衛のはなし」落語「転失気」二席連続の力業。
出演者にはTシャツをプレゼントしてもらいました。
追い出し太鼓が鳴って、お客様をお見送り。
最後にみんなで揃って。それにしてもなんちゅう顔を…

こども落語と小泉八雲怪談の夕べ(9/27)

  • プラバホール1Fホワイエ(18:30〜19:30 111名)
  • 出演と演目 ふらめん子「むじな」、ぬり江「常識」、あーと「おしどり」、赤松由佳さんピアノ演奏「おしどり」、(仲入り)、つや姫「たの吉とうわばみ」、八三つ「無精猫」

松江市立中央図書館主催「よるの図書館」、小泉八雲にちなんだクイズラリーや資料展示とともに行われた企画の一つを務めました。

会場はプラバホール1Fホワイエ。ホール入り口に上がる階段も客席にしました。さすが音楽ホール、上等な音響設備で語る小泉八雲は格別です。
ふらめん子は「むじな」。「これ、お女中!」
ぬり江は話の中に出てくる象を絵に描いて、お客さんの理解を助けます。とても効果的な使い方でした。
落語とは表情や声のトーンも変えて雰囲気作りに努めます。
あーとはこの夏しっかり読み込んだ「おしどり」。大切なものを奪われた悲しみをいかに伝えるか考え続けました。
客席も水を打ったようになったラストシーン
高座の真向かいにあるピアノで赤松由佳さんの演奏。ノルドグレン作曲「小泉八雲怪談によるバラード」より「おしどり」。
語りに続くピアノ演奏で物語の世界がより深くより濃く広がります。
仲入り後、第二部はがらっと変えて落語。とはいえ怪談と言えなくもない噺で構成しています。つや姫は出雲民話から「たの吉とうわばみ」
うわばみが登場。たの吉の機転であざやかな逆転勝ち。
最後は八三つの「無精猫」地獄で閻魔様に会う噺ですが、とんだ滑稽話。お客様も楽しそう。
こわい話、悲しい話、と続いて最後は笑い話でしめくくり。
恒例のお客様のお見送り。うれしい言葉をたくさんいただきました。
上定松江市長も見に来てくださいました。いつも応援していただいています。

西光寺(9/23)

  • 松江市上大野町西光寺(14:00〜16:00 40名)
  • 出演と演目 お菓っぱ「ひとくち小咄」、紅歩っぺ「牛ほめ」、あーと「ふしぎな花屋さん」「転失気」、春風亭昇也「寄合酒」「勘定板」

鹿苑寺(9/23)

  • 出雲市鹿苑寺町鹿苑寺(10:00~12:10 70名)
  • 出演と演目 お菓っぱ「ひとくち小咄」、あーと「ふしぎな花屋さん」「転失気」、紅歩っぺ「牛ほめ」、春風亭昇也「寄合酒」「動物園」
開口一番活塾亭お菓っぱ、4歳のロケットスタート。
あーとはネタおろしの「転失気」
活塾亭紅歩っぺ、牛ほめきっちり仕上げておあとがよろしいようで。
春風亭昇也師匠「子どもたちよりウケる自信ありません」と言ってウケるところがさすが。

写真/鹿苑寺住職と檀家のみなさま

秋鹿地区高齢者すこやかふれあい大会(R6/9/16)

  • 秋鹿公民館(14:10〜14:40)
  • 出演と演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」「ひとくち小咄」、気まぐれ「じゅげむ」、ぬり江「ぞろぞろ」、つや姫「まぬけなどろぼう」

 秋鹿地区の敬老会で70名あまりのみなさんが会場に集まられました。いきいき寄席は30分の持ち時間なので4人でリレーしました。紙飛行機はきれいな航跡を描き、じゅげむは途中の息切れにも笑いが起こり、タイミングぴったりの中秋の名月は少し早めのお月見となり、まぬけなどろぼうのドタバタで楽しく締めくくり。敬老の日に笑いを、これがいちばんのプレゼントかもしれません。

日吉台サニーハイツ自治会敬老会(R6/9/15)

  • 日吉台サニーハイツコミュニティセンター(午前10時10分〜11時40分)
  • 出演と演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、気まぐれ「じゅげむ」、つや姫「かぼちゃ屋」、あーと「梅津忠兵衛のはなし」(小泉八雲怪談より)、いる歌「カレンダー」「あなごのからぬけ」、(仲入り)、ふらめん子「何でもほしい」「桃太郎」、紅歩っぺ「ねずみの大きさ」「牛ほめ」、ぬり江「転失気」
「こんなのも作りました」航跡鮮やかに飛ばして拍手をもらう紙ひこうき。
米寿・敬老会のお祝いにぴったりの「じゅげむ」をかける気まぐれ。寿かぎりなし=寿限無を何十回も繰り返します。閉会のあいさつで「10年は寿命が延びました」と言ってもらいました。
ネタおろしの「かぼちゃ屋」。長い噺をしっかりしあげたつや姫。
前回の反省から何としてかけたかった「梅津忠兵衛のはなし」。あーと渾身。
場数を踏む、習うより慣れろ、それを体現するいる歌。動作も大きくはっきりしてきました。
久しぶりに「桃太郎」をかけたふらめん子。間の取り方が上手くなって大ウケ。
おこづかいをせびる紅歩っぺの与太。せりふはなくともここでしっかりウケる。
トリは、ぬり江。終演を告げる追い出し太鼓の流れる中、心を込めて「ありがとうございました」を繰り返します。みんなの熱演に対する拍手を代表で受けました。
もしかして、いきいき寄席最年少高座記録ねらってる?
昨日はサニーハイツの高齢者の皆さんに大きな喜びをいただきました。いまだに「良かったよー」「子どもさんたち、すばらしいねー!」との声が聞こえてきます。本当にありがとうございました。感謝の気持ちを伝えたくてメールで失礼します。可愛いお子様たちに感謝の気持ちを伝えてくださいませ。ありがとうございました。

久米自治会なごやか会(R6/9/8)

  • 久米自治会なごやか会(午前10時〜11時15分、40名)
  • 出演及び演目 紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、おかっぱ「ひとくち小咄」、気まぐれ「じゅげむ」、紅歩っぺ「牛ほめ」、ぬり江「常識」(小泉八雲怪談より)、八三つ「無精猫」、(仲入り)、いる歌「カレンダー」「あなごのからぬけ」、つや姫「まぬけなどろぼう」、ふらめん子「皿屋敷」、あーと「雷の子」「まんじゅうこわい」
この日は、これまでになく落ち着いた雰囲気の活塾亭紙ひこうき。いったい何があったのだと、よく考えてみたら次に登場する妹弟子おかっぱの手前手本にならねばと健気に思ったのではないかと察せられます。
弱冠4歳で立派に高座を務めた活塾亭おかっぱ、上がってから下りるまで話にも所作にもお客様から感嘆の声が度々かけられました。後で「楽しかった?」と聞いたら「うん!」と大きくうなずいていました。
「じゅげむ」も回数を重ねて、少しアレンジを加えて軽快なテンポで演じた活塾亭気まぐれ。「じゅげむじゅげむ」と始まる度に笑い声がひびいて、手応えをしっかり感じる一席になりました。
何度もかけて得意なはずの噺もちょっとしたはずみで出てこなくなることがあります。客席から「がんばって」と声がかかって無事続きを繰り出した活塾亭紅歩っぺ。お客様の思いが力になるいい経験をしました。
活塾亭ぬり江は、この日ネタおろしの小泉八雲の怪談をかけました。練習をしっかり積んで、難しい言葉の混じる噺をよどみなく語りました。終わったとき、ため息のような感嘆の声が客席から聞こえてきました。
前回も大受けだった出雲弁落語の活塾亭八三つ。ふだん使わない言葉で語るむずかしさとおもしろさ、お客様にもそれは十分伝わっているようで、健闘を称える拍手と笑いがひびいたのでした。
活塾亭いる歌のマクラは名前の由来のイルカについて話します。そこからよく受けて、小咄、落語と調子よく進んでいきました。なぞなぞで遊ぶ登場人物の楽しそうな様子に聞いているみなさんも楽しそう。
朝から気合いが入っていたという活塾亭つや姫。この日のネタは何度もかけている噺ですが、これまででいちばん言葉に力がこもっていました。そういうときはよく受けます。いい学びの場となりました。
どうしてふらめん子という名前かというと、と言ってフラメンコを踊ってみせる活塾亭ふらめん子。扇子を鮮やかに動かして、スタート直後から拍手喝采。もちろん幽霊スターのお菊もこの勢いで大活躍でした。
まんじゅうこわいで食レポを駆使する活塾亭あーと。それぞれの食感や材料、かおり、風味のちがいを細やかに表現するので、まんじゅうがそこに見えるようです。タイムリーな話題を盛り込んでお客様大喜び。