松江算数活塾のロゴ

  • 2024年4月14日(日)午後2時〜4時
  • 松江市外中原町358月照寺隣東林寺
  • 主催:松江算数活塾 来客数約90名
  • 出演 笑福亭喬若、活塾亭紅歩っぺ、活塾亭つや姫、活塾亭ぬり江、活塾亭ふらめん子、活塾亭紙ひこうき、活塾亭八三つ、活塾亭あーと
  • 演目 喬若「時うどん」、紅歩っぺ「弟の手紙」「ネズミの大きさ」「おしっこの検査」、つや姫「じゅげむ」、ぬり江「夕立屋」「ごんべえだぬき」、ふらめん子「なんでもほしい」「桃太郎」、(仲入り)、喬若「ちりとてちん」、紙ひこうき「雨もり」「何もしていない」、八三つ「祭りのカメ」「ケチな親子」「まわりねこ」、あーと「動物園」
開口一番は、スペシャルゲストの喬若さん。「自分が最初の方がおもしろいでしょ」あくまで子どもたちを立てて、その盛り上げ役を買って出てくださいました。落語入門編をマクラに所作で笑わせる「時うどん」。主人公のアホぶりがいかにも上方落語で、上方落語入門にもなりました。
この日が初舞台の紅歩っぺ。緊張を感じさせない落ち着いた口調、よく通る声で、言葉一つ一つをしっかりと伝えました。小咄三つとも、オチまでゆっくりつないで、たくさんの笑い声が響きました。これまでの稽古やリハーサルひっくるめて最高の高座を本番で演じたのは、お見事でした。
何度もかけて自信を持っているネタでも、ちょっと言葉を取り違えるとリズムが崩れてしまうもの。話芸のこわいところです。つや姫、あわてず言い換えて、元のリズムを取り戻しました。声も小さくならずなめらかに仕上げたのはりっぱでした。自力で対応できた経験は、今後に生かせることと思います。
松江の塗り絵師ぬり江は、塗り絵でない愛犬の絵を初披露。毎回何かを試みる意欲がすばらしい。この日ネタおろしの「ごんべえだぬき」。いたずらだぬきの頭の毛を剃って逃がしてやるという滑稽話です。この表情でオチを決めて客席を沸かせました。「ぞろぞろ」に続いてのカミソリねたで切れ味向上中。
前回に続いて「桃太郎」に挑んだふらめん子。父親を言い負かす娘を多彩な表情で演じて、お客様にたくさん笑ってもらいました。ただ、本人はこの日の出来が不満だったと聞きました。「それでこそ、ふらめん子!」もっとうまくできたはず、その思いがもう次の一席を育て始めています。
仲入りは、初めての試みとして、抽選会をしました。当選者には、出演者全員のサインの入った色紙をプレゼントしました。
後半のスタートも喬若さん。開口一番同様、このポジションも喬若さんからの申し出です。膝隠し、見台という上方落語独特の道具を使って演じるは、おなじみ「ちりとてちん」。パチパチと見台から響く音に乗せられて、客席は大笑いの連続に。見台使ってみたい子が出現するかも。
前日、準備の具合を見に来た紙ひこうきは、できたての高座に何度も繰り返して上がっては、持ちネタの小咄二つを演じました。そのうちだんだんと興奮状態になり、ついには絶叫するに至りました。本番は、しっかり抑制が利いて、ちょうどよい音量で元気よく話し、さかんな拍手をいただきました。
活塾亭八三つ
小咄二つと「まわりねこ」をかけた八三つ。特に後者は地元開催必需。今回の高座は少し狭く、四股を踏むのが難しかったのですが、座布団をうまく動かして、高々と上がる新体操風味の四股を披露しました。松江のじいかまが登場するシーンは、出雲弁砲炸裂。お客様のうれしそうな声が響きました。
活塾亭あーと
今回のトリを務めたあーと。かけたねたは「動物園」。実はこのネタ、二月に喬若さんが稽古に来られたときに演じられたもの。ぜひやってみたい、と喬若さんに台本を用意してもらって取り組みました。ネコ科大好きを自称するだけあって、研究の成果を随所に織り込んだオリジナリティーあふれる一席になりました。
「本日はどうもありがとうございました。足下に気をつけてお帰りください。ありがとうございました」追い出し太鼓のお囃子に乗ってあーとのごあいさつで寄席が終わりました。お帰りになるお客様を見送る子どもたちと喬若さん。お客様から声をかけられ、それにこたえる大切な時間です。
みなさん本当にお疲れ様でした。