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とき:令和5年11月25日(土)午後2時15分〜午後2時45分

  • ところ:学園デイサービス(利用者、職員の皆さん20名)
  • 出演 活塾亭ふらめん子・活塾亭あーと・瑞葉さん
  • 演目 ふらめん子「なんでもほしい」「ムカデのつかい」,あーと「ふしぎな花屋さん」「じゅげむ」、ふらめんこ・あーと・瑞葉さん 踊り「フラメンコ」
ふらめん子、あーと、瑞葉さん三人で踊るフラメンコ

 

 出演前に所長さんから、「利用者さんには何も言っていません」と事前予告をあえてしなかったことを知らされましたが、子どもたちが会場に入ると、「まあ、かわいい」とあちこちから歓声が上がり、雰囲気が一気に盛り上がりました。職員の皆さんの粋な計らいです。

 トップを務めたのはふらめん子さんですが、これまでの稽古で毎回教室ご近所の皆さんに聞いてもらっているので堂々としたものです。大いに会場を沸かせました。小咄中、ぬいぐるみを抱きしめて頬ずりする場面がありますが、お年寄りたちから一斉に「あー」「おー」などの声が上がりました。迫真の落語への賛辞です。

 続いて登場したあーとさん、耳の不自由な人もいると聞いて、言葉一つ一つを大切に、大きく、はっきり、間を開けて語りました。小咄は登場人物の会話をこれまで以上に取り入れて物語の世界を深めました。さらに『じゅげむ』は、長い名前を繰り返す度に笑い声が上がる見事な一席になりました。

 落語の後は、瑞葉さんを加えて三人でフラメンコを踊りました。手拍子、「オレ!」の掛け声が場内に響き渡りました。瑞葉さんは、始めてまだ半年にもなりませんが、笑顔でテンポよく踊り、舞台をひときわ華やかにしました。二人の落語を聞いて自分もやってみたくなったそうで、新しい塾生誕生とあいなりました。次回の高座は「花の中三トリオ」(古い…)を向こうに回して「花の小一トリオ」が実現しそうです。

 高座を終えると「上手だったよー」「よくあれだけ覚えて話せるねえ」「また来て聞かせてね」「フラメンコすてきだったよ」と利用者の皆さんから口々に声をかけられ、子どもたちもみんな満足そうでした。中には年齢差九十年超の大先輩もいらっしゃいましたが、こんな方たちと直接言葉を交わせるのも「活活こども寄席」の醍醐味です。

 自分の話や踊りに心動かし、歓声を上げ、拍手をし、大いに笑ってくださった皆さんを前にして、子どもたち一人一人の心に宿ったもの、それがこれからどのように子どもたちの暮らしを彩るのか楽しみです。

落語をするふらめん子
落語をするあーと
ふらめん子とあーとがフラメンコを踊る

(文・宮森健次/写真・佐野明美)