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 博報賞の表彰式は11月に行われますが、その応募〆切は6月です。高尾小落語活動の応募原稿をまとめて2年になりますが、この季節になると気持ちがそわそわして落ち着きません。あの時は、夜に昼を継いで書き、人生でこんなに頑張ったことはないという日々でした。今も〆切に追われる夢をみて、起きると寝汗をどっとかいている、そんな朝をよく迎えます。

 博報賞は、もともと「ことばの力を育むこと」を顕彰するもので、島根県では、昭和49年に八雲小学校が受賞して以来、17の団体が受賞しています。

 高尾小学校に博報賞と副賞百万円を残せたことは大きな喜びでしたが、私はもっと大きなものをいただきました。それは、審査していただいた東風安生先生と事務局長の成岡浩章氏とのご縁です。受賞後、お二人には高尾小学校での祝賀公演と東京公演でお世話になりました。東風先生は、早稲田実業学校初等部第1期生1年1組の担任で、離島経験もあり、複式教育を研究してきた者にとってはお聞きしたいことが尽きませんでした。そして、その仲を取り持ってくれたのが、博報堂の成岡さんです。とてもフレンドリーで、東京で飲みましょう、東風先生に会いに北陸大学学長室へ行きましょうと誘ってくださいます。

 その一流の広告マンが、四月には東林寺の寄席を見に松江まで来てくれました。袖からスタッフのように見守って、いきいき寄席と噺家さんたちを絶賛してくれました。とてもありがたいことです。

 その成岡さん、きっと今頃は、博報賞の応募要件審査で大忙しのはずです。どんな応募も門前払いしない博報賞。応募が多ければ多いほど仕事が増えますが、それを喜びに変換できるところが、24時間戦うトップビジネスマンのすごさですね。

 うなされる夢でも、見られるのは、ありがたいことです。

(川上宜久)