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 当塾は、算数思考力検定合格を一つの目標に掲げていますが、その初年度に4名の合格者が誕生しました。個々の努力はもちろんですが、一人一人の優れた学習姿勢が実を結びました。

 算数思考力検定とは、3大検定「英検、漢検、数検」の中にある「実用数学技能検定」とは別につくられたものです。開始時期こそ1990年代の初め頃と、二つの検定は共通していますが、思考力検定の方は、科学的能力の伸長を期して、フィールズ賞を受賞された広中平祐先生の提唱で創設されました。

 数検は、合格率5%ともいわれる難関検定で、大学の理系学生でないと難しい上、応用問題だけでなく計算技能も問われます。小学生に関しては、算数検定(6級~12級)が設けられていて、これらは、数学検定が下に延びてきたという側面があります。

 思考力検定は、小・中学生を対象に創設されました。10級から準2級(高校一年程度)の検定が行われ、高校段階にまでは延びていません。これは、数学オリンピック財団が行っている、高校生対象の「数学オリンピック国内大会」「数学オリンピック国際大会」へのつながりが意図されているからです。

 数学オリンピックが意識されている算数思考力検定の問題は、文章題がほとんどで、かなりの長文も含まれます。問題場面の状況を理解するだけでもむずかしく、慣れが必要になります。一発合格は難しく、今年度、2度目の受検で合格した人は3名でした。結果通知には、同じ合格でも「金」「銀」「銅」の評価が添えられるのですが、全て「金」か「銀」でした。合格余力をしっかりと蓄えた証です。

 上位級はさらに難しくなります。でも、「難しい問題こそ楽しい」「初めて見る問題はわくわくする」という心持ちで、間違いや不合格などにくよくよしない挑戦を期待しています。                                      

       (塾長 川上宜久)